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野球

野球、打率3割という確率の考え方

3割という確率・・野球では3割バッターと言えば優秀な成績と評価される。

10回打席に立って10回打つことが可能だった場合、3回はヒットを打つ力があるという指標だ。

では、なぜバッターは3割しか打つことが出来ないのだろうか?

プロ野球を見ていると、1試合で4打数3安打とか、4打数2安打、または4打数4安打なんてこともある。

と思えば、3打数ノーヒット、4打数ノーヒット、4打数1安打なんてこともある。この打数の平均を出したものが打率(アベレージ)と言われ、3割あれば良いバッターと評価される。

ピッチャーとって3割という数字の考え方

では、ピッチャーからこの3割という数字を考えた場合、10回対戦したら7回は抑えられる計算になる。

しかし、野球は1人のバッターと連続で対戦するわけではないので、この3割という考え方は結構難しい。

例えば連続で10打席対戦するとした場合は打席ごとの配球があり、前後の打席の配球も考慮できるので、10打席中7回は抑えることが出来る計算になる。実際にその通り出来る可能性も高い。

しかし、試合では違うタイプの打者と順番に対戦しなければならないため、3割という考え方がむずかしくなる。

ただ考え方としては、1試合で4回対戦する場合、前半の2打席でヒットを打っていれば確率としては抑えられる可能性の方が高いと考える。が、あくまでも確率の話しであってそうなるとは限らない。

3割の見えないパワー

私もこれまで、ピッチャーとして沢山のバッターと対戦してきたが、確率論の痛い目にあったことが何度もある。

それは、勝ちゲームの試合後半、今まで3打席凡退のクリーンアップ3割バッターにタイムリーヒットを打たれるという経験を何度もした。

3打席は完璧に抑えているのに、4打席目に打たれるというなんとも不思議な経験だ。今までと同じように攻めているのになぜか、最後の打席にとらえられるという事があった。

そこには、抑えているという安心感とちょっとした怠慢とでも言おうか、ようするに集中してコントロールしていなかった為に打たれたと考えている。

4打席も立つと当然ながら相手も球筋になれてくるので、対応できるようになる。そこにコントロールが少し甘くなると打たれる可能性は上がる。

ピッチャーは試合展開や、流れを感じながら、もしも今まで1本も打っていない3割バッターがいたら要注意して投げた方がいい。

安易に投げると3割の見えないパワーに圧倒されることになる。


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