今日はスローイングについてちょっと話してみたいと思います。
僕が小学生の頃、投げ方を直していなければ今は無かった訳で、非常に大事な動作です。
スローイングの動作を順を追って解説すると
まずは、気を付けの姿勢で立ちます。
その時手のひらは身体の方を向いていますよね。
その状態のまま今度は腕を大きく広げるように肩と水平になるまで上げて見てください。
この時に利き腕と反対方向の足を肩幅より広く開くように踏み出しながら腕を開いてください。
手のひらは地面の方を向いてますよね。
そこから利き腕の肘を90度に曲げます。
そうすると手のひらは身体と反対の外側を向くと思います。
そこから利き腕と反対の腕を水を掻くように背中側の方へ引いて、同時に腰を90度利き腕と反対方向に捻ります。
そうした場合右利きは左方向、左利きは右方向を向くわけです。
その体勢から利き腕側の足で地面を蹴り上げ、その反動を利用して利き腕を肘を曲げたポジションから前へと放り投げるわけです。
この動きを身体で繰り返し覚えて、あとは体重移動をスムーズに行えるようになれば基本的なところはマスターです。
注意点は手首は力を入れずに緩くしておいて最後にさあ投げるぞっていう時にしっかり手首に力を入れ指先でボールを弾くように投げられればOKです。
体重移動にリズムを付けられればよりスムーズなスローイングになりますね。
スローイングのフォームは鏡を見ながら繰り返し練習するといいですね。
力の入れ具合を覚えるのにはトレーニング用の黄色いゴムが売ってるので、それを購入し家の中で、どこかに結べるところがあれば結んで、もう片方を利き腕で持ってスローイングの練習をするのもいいですね。
そうすると先程解説した、利き腕の肘を90度曲げるところから実際に投球するときにどの筋肉に力が入るのか確認できて理解も早まると思います。
スローイングの練習は歩きながら解説した動作を繰り返し、体重移動のリズムを覚えるのもいいですよ。
先程からお話しているスローイングの形はあくまで基本形ですから、そのポジションによってスローイングの形も変わってきます。
例えばキャッチャーは守備についているときしゃがみ込んでいるか膝をついて座って構えています。
盗塁などの場合は捕球と同時にスローイング動作に入り送球しなければなりません。
その場合は中腰でステップに入るのと同時に肘を90度曲げた状態に素早く持っていかなければ送球できません。よく捕球と同時にステップし耳の横に手を持ってくると送球しやすいと言われています。
内野手はゴロを捕球して各塁へ送球しなければなりません。短いステップで体重移動しスローイングしますがキャッチャー同様捕球後すぐに送球しなければなりません。
その速さを要求されるので低いゴロを捕球した場合などは捕った位置から体を折り曲げて下から送球する事もあります。
下からと言っても基本、腰から上の形は変わりません。
プロ野球の選手を見ていても倒れ込みながら投げる時でも耳の近くから前へと送球していますよね。
スローイングの基本形は変わらず角度が変わるだけです。
これは、ピッチャーの投球フォームのタイプ訳でもいえる事です。
スローイングの基本は野球の動作すべてに通じてきます。だからこそ大事にしたいですね。
当時の監督もきっとそれを教えたかったんだと思います。
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