野球ってどんなスポーツか知っていますか?
そんなの知ってるよー。ピッチャーが投げてバッターが打ってランナーがホームに帰ってきたら点数が入って、相手のチームより1点でも多いチームの勝ちだよね。あと9人でやる団体スポーツだよ。
簡単に言えば正解です。間違ってはいません。ただもう少し噛み砕いて考えてみませんか。
中学の母校にお邪魔する機会があって、びっくりしたのは僕が中学生時代の生徒数の半分しか生徒がいなかったんです。
少子化、少子化と言われていますがここまで顕著に表れているんですね。
もう一つ、野球部の選手が少ない。学年で9人いない。もしかすると全員でやっと10人そこそこ。こういう話を聞くことがあります。
野球人口の流出ですね。じゃー子供たちはどこに行ってるかというと団体競技ではサッカーが多くないですか?
まわりのお母さん達の話聞いてると「今日もサッカークラブに連れて行かなきゃ」とかよく聞きます。
野球ってむずかしく感じるんですかね?パパママがむずかしく感じてるんですかね?
みんなで楽しくゲームができるからとか、ママ友のコミュニティーの関係とか、いろいろ選択肢を考えるときにその時の周りの環境って結構左右されますよね。
それぞれのスポーツにはそのスポーツの特徴があり、楽しさ、やりがいがあります。
では野球で考えて行きましょう。
野球の最大の特徴はピッチャーがボールを投げないと試合が始まりません。
ここが他のスポーツと大きな違いです。そのゲームはピッチャーがすべて支配しています。
ゲームは初めに選ばれたメンバー(スターティングメンバ―)9人と控えのメンバーで相手チームと戦います。大会によって控えメンバーの人数制限が決められています。
そして、このメンバーの指揮を執るのが監督であり、監督の意向を選手個々に伝えるのがコーチの役目となります。
ピッチャーが支配をしてゲームを進めますが、それぞれ選手には役割分担があります。
まずは、ピッチャーの投げるボールを受けるキャッチャーが必要です。そしてこのキャッチャーの役割が重要になってきます。
ゲームを支配するのはピッチャーですが、ピッチャーの独裁によって試合が壊れないようにキャッチャーはピッチャーをコントロールする必要があります。
例えばピッチャーの投げたボールが相手バッターに打たれないようにどのコースに投げさせるか、相手のリズムに引き込まれないように間を取るか、ピッチャーの精神状態を掴みピッチャーの持っている能力を最大限発揮させる役割です。
このキャッチャーの役割があり、ピッチャーは能力を発揮できるわけです。
野球は相手から点を奪うスポーツです。相手よりいかに点を奪うかを競い合います。と言われます。
僕の考える野球は相手に如何に点を与えないかを競うゲームだと考えています。
それは何故か?それは野球がピッチャーの出来で9割勝敗を左右すると言っていいスポーツだからです。
点を奪うためのバッターの打てる確率って何割か知ってますか? 答えは上手な人で3割です。
あのメジャーリーガーイチローでさえ、3割です。今年メジャーで新人王とった大谷選手でさえ2割8分です。
実に10回打って三回打てるかどうか、逆を言うとピッチャーは10回対戦して7回勝ってるんです。
これが、僕が考える野球というスポーツです。
そして野球は点を競い合うためにルールが決められています。ルールはそれぞれの野球が属する団体によって細かく決められていますが、ここでは一般的な決まりごとについてお話します。
野球は扇形のグランドで柵を設けて行われます。そして得点を奪う本塁(ホームベース)からスタートし、一塁ベース、二塁ベース、三塁ベースと時計回りとは逆の左回りで本塁に戻ってきます。
それぞれの塁の間の長さは決められており、線で結ぶと正方形を45度回転させた◇菱形になります。なので野球用語でダイヤモンドと呼びます。
そして、本塁と二塁を結んだ延長線を中堅(センター)とし、右に45度開いた場所が右翼(ライト)、左に45度開いた場所を左翼(レフト)と呼びます。
この、本塁から右翼、左翼と結ばれた扇状のグラウンドの中がフェアーゾーンと呼ばれ、バッターが打ったボールがこの中に落ちた場合は塁を進んでかまいません。
このフェアーゾーン以外はファウルゾーンとなり、バッターは打ち直しとなります。
フェアーゾーンの柵を越えると本塁打(ホームラン)となり、ダイヤモンドを一周してホームベースを踏むと1点が奪えます。
どこかベースを踏み忘れると反則となり、ホームランは取り消されてしまいます。
そん事ないでしょって思いますよね。しかし、プロ野球でもあったんです。
巨人の長嶋さんが一塁ベースを踏み忘れてホームランを取り消されたことが(笑)。
しっかりとベースを確認して踏むことが大事です。せっかちは損しちゃいます(笑)
ピッチャーとキャッチャー二人の役割はわかっていただけましたよね。
それではあと7人の役割を解説します。
一塁手(ファースト)は一塁ベース付近を守ります。
二塁手(セカンド) は一塁ベースと二塁ベースの間を守ります。
三塁手(サード)は三塁ベース付近を守ります。
遊撃手(ショート) は二塁ベースと三塁ベースの間を守ります。
左翼手(レフト)は遊撃手の後方を守ります。
中堅手(センター)は二塁ベースの後方を守ります。
右翼手(ライト)は二塁手の後方を守ります。
一塁手から遊撃手までを内野手、左翼手、中堅手、右翼手を外野手と呼びます。
この9人で相手からの攻撃を守るということになります。
一方、攻撃陣は打撃の順番を1番から9番まで決めて順番に打席に入り攻撃します。
守りの相手がフェアーゾーンで捕れなかった時は塁を進むことが出来ます。みんなで前にいる仲間を本塁に戻ってこさせると得点になります。
こうしてゲームは進められていきますが、ゲームは先攻と後攻に分かれて小学生、中学生は7回(イニング)高校から一般は9回までで勝敗を競い合います。
ここまでのお話を見て頂いてどう感じられましたか?
うちの子にはピッチャーをさせたいと思いませんでしたか?
野球はピッチャーの出来が、9割勝敗を左右すると言っていいスポーツです。
このブログを見て頂いてるということは少しでも子供に上手になってもらいたいし、パパママもうちの子を自慢したいと、そう思っているからですよね。
なので僕も全力でお役に立てるように情報発信していきたいと考えています。
こんなこと聞いてみたいとかご要望がありましたらコメント残していただけたら有りがたいです。
全力でお答えします。
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