誰もがレギュラーになりたいと思いますよね。
では、どうしたらレギュラーになれるでしょう。
色々な要素がありますが
僕はみんなが納得するくらいの技術力があることだと思っています。
今の時代は昔と違って、監督の思う通りに進めていけないのが現実ですよね。
一昔前なら監督の言うことは絶対的な文化があったけれど
今は色々な意見を尊重しないといけない雰囲気を感じます。
と、言うことは
・監督が選んだ時にみんなが納得する技術があること。
・もう一つは監督の意見を素直に実行できること。
・チームの選手とコミュニケーション能力が高いこと。
この3つは最低限揃えたいところだと思います。
まずは、みんなが納得する技術力ですが、皆さんは何があれば納得しますか?
・ボールをしっかり捕球出来る事。
・捕球したボールを素早く正確に投げられること。
・ボールにバットを当てられる確率が高い事。
・足が速い事。
・投げるボールが速い事。
・負けん気が強い事。
・ルールをしっかり覚えている事。
・大きい声を出せる事
・自分の意見をしっかり言える事。
・相手の意見をちゃんと聞ける事。
この10項目くらいでしょうか?
これを全てクリアしていれば間違いなくレギュラー当確です。
でも完璧な選手なんていません。
前半の赤字5項目は野球のフィジカルに関するもの
後半の5項目はメンタルに関するもの
野球選手になる為には技術力だけではなく精神面の充実も必要です。
小学生、中学生、高校生と徐々に技術面、精神面共に鍛えられていく訳ですけど
すぐに全てを身につけられるものでもありません。
まずは自分に出来る事をこつこつと積み重ねていく必要があります。
技術面を考えた場合に一つ目と二つ目の項目はキャッチボールが正確に出来るかです。
捕球する事は正確に出来るが送球が今一つとなると、監督は送球であまり支障がないポジションを検討することになります。
逆に捕球はいまいち難点があるが送球は間違いないとなれば、ボールを身体の前に落とせさえすれば送球は大丈夫というポジションを選択します。
捕球、送球共に無難にこなすとなればポジションの選択肢が広がるのでレギュラーになる確率も上がるということです。
野球のすべての基本はキャッチボールにあると言っても過言ではないくらいキャッチボールは重要です。
スローイングが野球の中で基本であるというお話はしましたが
その基本のスローイングが出来てこそのキャッチボールになります。
キャッチボールはただ投げるということではなく、相手の捕りやすいところへ投げるという要素が加わります。
相手が捕りやすい=捕球後すぐに投げやすい ←となります。
中学で全国優勝したチームはこのキャッチボールに相当な時間を掛けて練習をしていました。
キャッチボールで一日の練習がほとんど費やされるなんてこともあったぐらいです。
この基礎がしっかり出来上がれば次は応用編で守備練習へ移れますよね。
3つ目の項目はいかにボールにバットを当てる事が出来るかです。
ピッチャーが投げるボールにバットを当てられない限り出塁する事が出来ません。
ボールにバットを当てるためには動体視力が重要になってきますよね。
ボールは動いてくるわけなので、その動きを目で追ってバットを振って当てる動作をするわけです。
小さい頃から動くものを目で追わせるトレーニングをしたり、壁に丸い数字を1から20までランダムに並べ1から順に追っていくのに何秒掛かるかというトレーニングも効果的ですね。
僕は子供たちに、車で移動するときにすれ違う対向車のナンバープレートを読ませていました。ちょっとした工夫でトレーニングに変える事ができます。
バッターは10回打って3回しかヒットにならないですよね。(打率から考えれば)
でも、バットに当たる回数が3回じゃないですよ。10回の内数多く当てられればヒットの確率も上がる可能性は広がります。
4つ目、5つ目の項目は個人の基礎体力の問題もありますが、足は速い方がいいですし、投げるボールも遅いよりは速い方がいいですよね。
僕は足が遅い方だったのですが、プロテストを受けるときの1次試験通過項目が50M6秒5以内、遠投90M以上だったんです。
当時21歳でしたが、50M6秒5以内で走ったことなんて一度もありませんでした。
でも、そこをクリアしないと次には進めないわけです。
必死に、50M、30M、10M、5Mの短距離走を練習しました。
10M、5Mはスタートきる為の練習です。スタートダッシュを決めればそれだけでコンマ2秒程度は縮められると思ったからです。
結果はテストまでの2か月間の練習で7秒以上掛かっていたタイムを6秒5を切るまで縮める事が出来ました。
何が言いたいかというと
大抵の事は練習でクリア出来るということです。
突然高い目標をクリアすることは出来ないかもしれませんが、目の前の目標を一つひとつクリアする事で、階段を上るように高い目標もクリアできるということです。
6から10の項目については精神力的な部分ですがこれはまた改めてお伝えしたいと思います。
まずは基本からこつこつと実力をつけていきましょう。
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