あなたはどうしたらピッチャーとして
の強い肩を作れるんだろうかと思って
いませんか?
では、
肩が強いってどういうことですかね?
筋肉がモリモリついて強そうな肩?
凄い速いボールが投げられる肩?
いくら投げてもケガをしない肩?
僕が考えられるのは3つ目のいくら投
げてもケガをしない肩ですね。
肩に筋肉がモリモリついて強そうです
が、実際にピッチングをする時には筋
肉が邪魔でしょうがないって感じです
かね。
速いボールを投げられる肩?そもそも
肩で速いボールを投げるわけじゃなく
て身体全身を使って初めて速いボール
が投げられるわけで、そういう強さで
はないですよね。
いくら投げてもケガをしない肩
いやー、欲しいですよね(笑)
これが売ってたら。
だってこれさえあれば、投げたい時に
いつでも投げられるんですから。
監督に投げろって言われたら『ハイ!』
って元気よく引き受けられますよね。
じゃーどうしたらケガをしない強い肩を
作れると思いますか?
それは、ピッチングの仕組みを理解する
必要があります。
まず、ボールを投げる動作ではボールを
前方へ放り投げるわけですから、腕を振
って大きな力で腕ごと放り投げます。
ただ、腕はもちろん飛んでいきませんか
ら身体に繋がっていますよね。
ということは、腕が飛んで行かないよう
に支えている場所があるってことです。
それが…
- 肩のインナーマッスル
この肩のインナーマッスルこそが腕が
飛んで行かないように身体につなぎ
とめている筋肉になります。
インナーマッスルは深層筋と言って身体
の奥にあり繊細な筋肉なので、なかなか
鍛えにくい場所でもあります。ただ、
このインナーマッスルをしっかりとケア
して、トレーニングする事で強い肩の
50%を作るといってもいいくらいです。
2つ目…
- 肩甲骨の可動範囲拡大
やはり、大事なポイントは肩甲骨にあり
ます。何と言っても肩の周囲の筋肉が繋
がっている場所で、しかも肩甲骨の動き
がパフォーマンスの良し悪しに大きな影
響を与えるからです。
肩甲骨周りの筋肉のストレッチをしっか
り行い可動範囲を広げるトレーニングを
取り入れていきましょう。
3つ目…
- プッシュよりプル
どういうことかというと、投げる動作は
常にプッシュ型の筋肉を使っているので
ピッチング練習やボールを投げるトレー
ニングで鍛えられている訳です。
ところが、プル型の筋肉というと普段の
練習においてはなかなか鍛えそこなって
いる場合が多いと感じます。
プル型の筋肉は、懸垂、綱登り、うんてい
などのトレーニングにより鍛える事が可能
です。
ピッチャーにとってはとても大事なトレー
ニングですのでぜひ取り組んでほしいと思
います。
4つめ…
- 腕の回旋
投げる動作においては、下半身で作られた
エネルギーを股関節の捻りによって骨盤を
回転させ、体幹の捻りで肩甲骨に送られ、
肩甲骨が回旋する事により腕が鞭のように
振られる仕組みになっています。
この最後の鞭のように腕が振られる訳です
が、その際手のひらはそのまま体の方へ返
ってくるわけではなく、体の外側へ回旋す
るように人間の身体は作られています。
ということから腕を身体の内側から外側へ
また、身体の外側から内側へ回旋させる
トレーニングも行うといいですね。
まとめ
以上、4つのポイントについてお話してきま
したが、強い肩を作るということはケガをし
ない肩を作るということに他ならないと思い
ます。
ケガをしない肩をつくるためには、身体の仕
組みをきちんと理解してトレーニングに取り
組む必要があるので、
子供たちがトレーニングに臨む際にはどうして
このトレーニングが必要かアドバイスしてあげ
る必要があるでしょう。
そんな時にあなたが知っているのと知らないの
とでは大きな違いが出てくるかもしれません。
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