
今日、アンビリーバボーで放映された、一人の野球少年について。
彼の名は『ルーク・テリー』。幼少期感染症で右腕を失いました。
幼い頃、お父さんが庭でお姉ちゃんとキャッチボールする姿を見て野球がしたいと訴えます。お父さんは戸惑いながらもお姉ちゃんにグローブを貸してあげるようにうながし、ボールをルーク君に投げてあげます。
はじめは上手にキャッチできなかったルーク君も慣れてくるとキャッチできるようになりました。
しかし、どうやったらボールを投げる事ができるのか。彼は『できない』とは思わず、投げるためにはどうしたらいいだろうと考えます。
考えた結果でてきた答えは、キャッチしたボールをグラブを外しながらグラブトスしてそのボールを左手でキャッチ、そのままスローイングすることを思いつきました。
でも、考えたように簡単には当然行きません。出来るようになるまで、何回も何回も練習して投げれるようになりました。
次の映像は2017年MLBで始球式を務めた時のものです。
彼が称賛されるのは動作もさることながら
出来ないことはないと当たり前に取り組む姿勢そのものです。
なぜ、片腕のキャッチャーがMLBの始球式を務められたかというと、メジャーリーグオリオールズのキャッチャーがルーク君のTwetterに上がった画像を見て、同じキャッチャーとしてとてつもない身体能力とその姿に感動して、実現したものでした。
アメリカならではの環境が彼を伸び伸びと成長させ、野球をやらせてくれたんですね。
お父さんもお母さんも彼が『野球をやりたい』って言った時に、「あなたは無理だよ。片腕が無いのよ。出来るわけないからやめなさい。」って止めなかったことも素晴らしいです。
『あなたの思うようにやりなさい』この一言がどれだけ励みになったことでしょう。そして『あなたならきっと出来る』と背中を押してあげる勇気。素晴らしいなと思いました。
また、彼に野球をさせてくれたチームの監督、そして仲間。すべてが私は素晴らしい環境だったなと思います。
もちろん彼の努力があったから、周りの人が彼を認めてプレーできる環境を作って、尊敬しあいながら努力を重ねられたんでしょうね。
ここで私は思うことがあります。それは、日本でもこのような環境づくりがもっともっと進むことを願います。
『ダメだったらどうする』『出来なかったらどうする』というようなネガティブから入るのではなく、『まずやってみよう』『やればできる』というポジティブ思考で何事もチャレンジしなくてはいけないなと感じました。
番組のインタビューでルーク君が言っていた言葉『出来ないって言葉が一番嫌いです』これを聞いて、改めてそうだよなと思いました。
自分に置き換えて考えてみると、いろんなことに理由づけして『できない』理由を作ってきていたかもしれません。
今、私は何事にもチャレンジしようと思考をチェンジしています。『やってできないことはない』『やればできる』『続けることで成功する』というポジティブ思考で何事にも取り組んでいきます。
もし、これを見て下さっていたとしたら、是非お子さんにも好きなことにチャレンジさせてあげて欲しいし、『あなたならできるよ』って背中を押してあげて欲しいなと思います。
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